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■省エネルギー住宅

■-住宅による省エネ-(1)省エネルギーとは


我が国の家庭のエネルギー消費において、約30%を占めているのが暖冷房です。
省エネ性能の高い住宅とは、この暖冷房のエネルギー消費を抑えることのできる住宅です。

冬においては、室内の温かい空気が逃げないこと、夏においては、室外からの熱が室内に侵入しないことで、 少ない暖冷房エネルギーで快適に過ごすことができるようになります。
そのために重要なのが、冬に熱を逃さない「断熱」と、夏に熱を侵入させない「日射遮蔽」です。

省エネルギー住宅は、エネルギー消費を抑えるだけではありません。
「断熱」と「日射遮蔽」により、
冬は「部屋の中の暖かい空気が逃げず、部屋内や部屋間の室温がほぼ均一の家」
「北側の風呂もトイレも寒くなく、結露もしない家」、

夏は「室外から熱気が入らずに涼しい家」
「小型のエアコンでも良く効き、朝・夕は風通しの良い家」
が実現できます。

つまり、「省エネルギー住宅」=「快適な住宅」であるといえます。




■-住宅による省エネ-(2)住宅の省エネ性能


省エネルギー住宅を実現するためには、

「断熱」「日射遮蔽」「気密」の3つが対策の柱となります!


【 断 熱 】
断熱とは、壁、床、屋根、窓などを通しての住宅の内外の熱の移動を少なくすることです。
冬、暖房を行っていると、外気と比較して室内の温度が高くなるので、熱は室内から室外に移動します。 夏、冷房を行っていると、外気に対して室内の温度が低くなるので、熱は室外から室内に移動します。 この移動をなるべく減らすことにより、少ないエネルギーで効率よく暖冷房を行うことができます。
住宅の断熱性能は「外皮平均熱貫流率」(UA値)で示されます。 住宅の外皮(床、壁、窓など外気と接している各部位)から逃れる熱損失を合計し、外皮面積で割って求めます。 数値が小さいほど省エネ性能が優れています。


【 日 射 】
夏に室内の温度が上がる最も大きな要因が、外部からの日射熱です。そのため、夏は、日射を遮蔽し、 室温の上昇を抑えることで、冷房に必要なエネルギーを削減する必要があります。 住宅の日射遮蔽性能は、「冷房期の平均日射熱取得率」(ηAC(イータエーシー)値)で示します。
入射する日射量に対する室内に侵入する日射量の割合を、外皮全体で平均した値をいいます。
数値が小さいほど省エネ性能が優れています。


【 気 密 】
住宅に隙間があると、その隙間を通じて空気が出入りすることで熱が室内外に移動します。
この空気の移動による熱の移動を少なくするために隙間を減らすのが気密対策です。 ただし、気密性能だけを強化すると室内環境が悪化しますので、必要な換気量を確保しつつ、 過剰な空気の移動を減らすことが重要です。






■-住宅による省エネ-(3)住宅の省エネに関する基準


ベースとなる基準として「住宅の省エネルギー基準」があり、それを上回る基準として 「低炭素建築物の認定基準」、「住宅トップランナー基準」などが誘導するべき基準として設定されています。
目指すべき最終の水準は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とされています。これは、外皮の断熱性能を大幅に向上させるとともに、 高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、 年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅のことです。

【 住宅の省エネルギー基準 】
「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」(建築物省エネ法) により、住宅の建築主に対して、一定の基準以上の省エネルギー性能の実現に対する努力義務を課しているのが「住宅の省エネルギー基準」です。 昭和55年に省エネ法にて制定され、平成27年には建築物省エネ法に移行されていますが、法律の改正ごとに 強化されてきました。
従来は、断熱性能や日射遮蔽性能など、住宅の外皮の性能を評価するものでしたが、平成25年度に改正された現行の基準においては、 外皮性能に加えて、住宅全体で使用するエネルギー量の二面から住宅の省エネルギー性能を評価するようになりました。 日本全国を気候条件に応じて8つの地域に分け、その地域区分ごとに基準値が示されています。


【 低炭素建築物の認定基準 】
都市・交通の低炭素化・エネルギー利用の合理化を促進することを目的として「都市の低炭素化の促進に関する法律」(エコまち法) が制定されました。この法律に基づき、「低炭素建築物新築等計画の認定制度」(低炭素建築物認定制度)が創設されました。 「低炭素建築物」として認定されると、所得税等の軽減等を受けることができます。 「低炭素建築物」の認定には、「住宅の省エネルギー基準」で定める一次エネルギー消費量に対し、 一定の比率以上の削減がなされていることに加えて、低炭素化に資する措置を採用しているか、または、ライフサイクルCO2の排出量が 標準的な住宅よりも一定以上削減されていることも認められることが必要です。


【 住宅トップランナー基準 】
「住宅の省エネルギー基準」においては、努力義務を負うのが「建築主」であるのに対して、「住宅トップランナー基準」では、 構造・設備に関する規格に基づき住宅を建築し分譲することを業として行う建築主(特定建築主)や、構造・設備に関する 規格に基づき住宅を建設する工事を業として請け負う者(特定建設工事業者)を対象としています。 分譲戸建住宅・注文戸建住宅・賃貸アパートのトップランナー基準を定め、一層の省エネ性能の向上を誘導しています。


■-住宅による省エネ-(4)住宅の省エネポイント


省エネで快適な住まいづくりの基本は、

  冬の主要対策「断熱」と、夏の主要「日射遮蔽」です!



【 冬快適な住まいをつくるポイント 】
家全体を「高性能な断熱工法で包み」、室内から熱を逃がさないこと、また室内の表面温度を下げないことがポイントになります。 併せて、隙間をふさいで暖房効果を高める「気密」と必要量の室内空気の入替えを行って室内を快適に保つ「換気」が重要です。


【 夏快適な住まいをつくるポイント 】
昼間、家全体を「遮熱工法で蔽って」日射熱を遮り、室内の温度をできるだけ上げないことがポイントになります。 併せて、換気により室内の熱を屋外へ排出する「廃熱」と冷房Off時は、「通風」により涼をとることと室内温度をなるべく上げないようにすることが重要です。


【 断熱のポイント 】
省エネ住宅の基本は、住宅全体で外気に接している部分(床・外壁・天井又は屋根)を、断熱材で隙間なくすっぽりと包み込むことです。
隙間があると、熱が室内から室外に逃げたり、その逆に、室外から熱が室内に侵入したりすることになります。 断熱性能の低い壁の室内側の表面には温度差が発生しやすく、結露の原因になる場合があります。



【 開口部の断熱 】
住宅の断熱で重要なのが、開口部の断熱性能を高めることです。中でも窓は、熱の出入りが大きいので、断熱上の重要なポイントとなります。
冬の暖房時に、室外に逃げ出す熱の約6割が窓などの開口部からで、夏の冷房時に、室外から侵入する熱の約7割は窓などの開口部からです。

窓の断熱性能は、ガラスとサッシの組み合わせにより決まります。サッシを木やプラスチックを使った断熱サッシにしたうえで、 ペアガラスを入れることが理想ですが、ガラスをペアガラスとするだけでも大きな効果があります。
また、既存の窓の内側に新しく内窓を設置して二重窓にしても、複層ガラス窓と同程度の断熱性能が確保できます。 内窓は比較的気軽にできる方法として、マンション等リフォームとして有効です。



【 住まいの遮熱 】
最近の住宅は以前より断熱化が進んでいるため、一旦室内に熱を入れてしまうと、逆にそれを室外に排出することが難しいといえます。 そこで夏は、冷房機器の効率に影響を及ぼす直射日光による熱を室内に取り入れないように、窓の遮熱対策を実施することが重要です。
具体的には、

a.窓の内・外に必要な対策(植栽・ブラインド・遮熱複層ガラスの設置等)とり、太陽熱を遮断します。
b.ブラインドなどを設置する場合は、窓の外側に取り付ける方が、内側に取り付けるよりも、3倍近く効果があります。 C.庇やオーニング(日除けテント)の取り付けは、太陽高度の高い南側の窓では特に効果的です。



【 住まいの換気 】
断熱性と気密性の向上した住宅では、常に換気を行うようにすることが重要です。 住宅内に少量の空気の流れを絶え作るようにすると、室内および部屋間の温度か均一化となり、 快適性が向上するだけでなく、シックハウスや結露対策としても効果を発揮します。

















■-省エネルギー住宅を建てるには-(1)省エネルギー住宅の選び方


一般の人が省エネルギー住宅を見極める際に参考となる諸制度を紹介します。

【 住宅性能表示制度 】
「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(通称:品確法)が2000年に施行されました。 この法律は欠陥住宅などのトラブルを未然に防ぐことを目的としたものであり、以下の3つにより構成されています。
@建築会社に10年間の瑕疵担保責任(ただし基本構造部分)を義務化 A「住宅性能表示制度」の創設 B「指定住宅紛争処理機関」の創設
Aの「住宅性能表示制度」には新築の場合、 10分野32項目の評価項目があり、それぞれの項目について等級や数値で評価されます(等級が高いほど性能が高い)。 住宅の省エネルギー性能は、評価項目の中の「温熱環境」では、1〜4等級(段階)の省エネルギー性能評価が行われ、最上級が4等級になります。
また、「エネルギー消費量」では、1、4、5等級の省エネルギー性能評価が行われ、最上級が5等級になっています。

同制度を利用するメリットは、大きく4点です。

@消費者が、種々の工法・仕様の住宅の性能を比較でき、プロに自分の希望が伝えやすくなること。
A消費者は、住宅の性能が客観的に表示されるので分かりやすくなり、その評価が公的機関により実施されるので安心できること。
B消費者は評価書に表示された住宅の性能を新築の際の契約条件とすることができ、それにより表示された性能が実現しやすくなること。
C制度利用住宅は、ローンや保険料の割引が受けられること。
【参考】住宅性能表示制度について(一般社団法人住宅性能評価・表示協会)


【 窓の断熱性能表示制度 】
消費者が窓を購入する際に、断熱性能の高い製品を容易に選別できるように、その省エネ性能を星印により等級表示する表示制度です。
窓の省エネ性能は、4等級に区分され、断熱性能が高い順に四つ星で表示されます。
星の数が多いほど、断熱性能の高い窓です。





■-省エネルギー住宅を建てるには-(2)住宅の省エネルギー


新築と異なりリフォームの場合は、施工現場の制約条件が多いため、断熱施工をしにくい面があります。 しかし、最近の断熱新商品や新技術の開発により、以前よりは手軽に行えるようになりつつあります。

【 屋根・天井 】
天井裏への断熱材の吹き込みや敷き込み、屋根の裏側への断熱材の貼り付けなどの方法があります。

【 床 】
床をはがさず床下から断熱材を貼りつける方法などがあります。
リフォームで床暖房を後付けするときは、床暖熱を十分に行う必要があります。


【 壁 】
室内側または屋外側のどちらかの仕上げ材をはがし、断熱材を施行し、元に戻す工事が必要です。 このため、内装や外装のリフォームなどと一緒に行うと効率的です。

【 窓 】
窓の断熱リフォームには、3つの方法があります。
@窓(サッシとガラス)を断熱性能の高いものに交換する
A既存のサッシはそのままでガラスを断熱性能の高いものに交換する
B既存の窓の内側にもう一つ窓をつける(内窓)


【 ドア 】
玄関ドアや勝手口のドアは、断熱タイプのドアに交換します。
断熱タイプのドアは、本体の内側に断熱材が入り、枠部材も熱を通しにくい素材をはさんでいます。






■-省エネルギー住宅を建てるには-
          (3)省エネリフォーム補助事業について


令和4年度の省エネリフォームの補助事業について

          (次世代省エネ建材の実証事業)


既存住宅における消費者の多様なニーズに対応することで省エネ改修の促進が期待される工期短縮可能な高性能断熱材や、 快適性向上にも資する蓄熱・調湿材等の次世代省エネ建材の効果の実証を支援します。
→令和4年度次世代省エネ建材の実証




■-省エネルギー住宅を建てるには-
          (4)省エネ住宅の普及支援制度


省エネルギー住宅の普及のために、各種の普及支援制度が用意されています。 いずれの支援制度も年度により条件などが変更することがあるため、最新の内容を確認する必要があります。

【 低利融資 】
一定の条件をクリアする新築または中古住宅において、住宅金融支援機構が各金融機関と提携して実施する証券化ローン「フラット35」 の中の優良住宅支援機構「フラット35S」には、省エネルギー性の高い住宅に対し、融資金利を優遇する措置があります。

【 減税制度 】
断熱性能が低い住宅の断熱改修を行うと所得税の控除や固定資産税の減額が受けられる国の制度が 「住宅に係る省エネ改修促進税制」です。省エネリフォームに関する所得税の減税方式には、ローン型と投資型の2通りがあります。 ローン型は、ローンの年末残高に対して一定の比率の減税を受けるものです。投資型は、工事費用の一定比率が減税対象となるもので、 ローンを利用しない場合でもメリットを受けることができるものです。
【参考】住宅 各税制の概要(国土交通省ホームページ)


■-無理のない省エネ節約-(1)エアコン


■ エアコン ■


【省エネレッスン】

1.冷房時の工夫
・ドア・窓の開閉は少なく!
・レースのカーテンやすだれなどで日差しをカット。
・外出時は、昼間でもカーテンを閉めると効果的。
・扇風機を併用。風が体にあたると涼しく感じます。

2.暖房時の工夫
・ドア・窓の開閉は少なく!
・厚手のカーテンを使用。床まで届く長いカーテンの方が効果的。
・扇風機を使用。暖まった空気を循環させましょう。
※適宜、換気しましょう!

3.室外機のまわりに物を置かない。
・室外機の吹出口にものを置くと、冷暖房の効果が下がります。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.冷やしすぎに注意し、無理のない範囲で室内温度を下げる。
外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から1℃上げた場合
(使用時間:9時間/日)

年間で電気30.24kWhの省エネ、 原油換算7.62L、 CO2削減量14.8kg
                        約820 の節約


2.冬の暖房時の室温は20℃を目安に。
外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合
(使用時間:9時間/日)

年間で電気53.08kWhの省エネ、 原油換算13.38L、 CO2削減量25.9kg
                     約1,430 の節約


3.冷房は必要なときだけつける。
冷房を1日1時間短縮した場合(設定温度:28℃)

年間で電気18.78kWhの省エネ、 原油換算4.73L、 CO2削減量9.2kg
                        約510 の節約


4.暖房は必要なときだけつける。
暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃)

年間で電気40.73kWhの省エネ、 原油換算10.26L、 CO2削減量19.9kg
                     約1,100 の節約


5.フィルターを月に1回か2回清掃。
フィルターが目詰りしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合の比較

年間で電気31.95kWhの省エネ、 原油換算8.05L、 CO2削減量15.6kg
                        約860 の節約





















■-無理のない省エネ節約-(2)ガス・石油ファンヒーター


■ ガス・石油ファンヒーター ■


【省エネレッスン】

1.早めのOFFが決め手!
お出かけや寝る直前までつけているのはもったいない。室温は急には下がりません。
お出かけや寝る15分前くらい前に切るのがコツ。

2.フィルター掃除で効率アップ!
ファンヒーターの性能をフルに活用するには、フィルターのお手入れは欠かせません。
掃除機でホコリを吸い取ったり、ぬるま湯で洗ってからしっかり乾かしましょう。

3.体感温度アップ!
寒いからといって、設定温度を上げる前に着るものを工夫しよう!


【省エネ行動と省エネ効果】

1.室温は20℃を目安に。
外気温度6℃の時、暖房の設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)

・ガスファンヒーターの場合
年間でガス8.15m3の省エネ、 原油換算9.45L、 CO2削減量18.3kg
                     約1,320 の節約
・石油ファンヒーターの場合
年間で灯油10.22Lの省エネ、 原油換算9.68L、 CO2削減量25.4kg
                        約880 の節約


2.必要なときだけつける。
1日1時間運転を短縮した場合(設定温度:20℃)

・ガスファンヒーターの場合
年間でガス12.68m3の省エネ         約2,050 の節約
年間で電気12.68kWhの省エネ            約100 の節約
原油換算15.65L、 CO2削減量30.3kg  合計 約2,150 の節約

・石油ファンヒーターの場合
年間で灯油15.91Lの省エネ         約1,370 の節約
年間で電気3.89kWhの省エネ            約110 の節約
原油換算16.05L、 CO2削減量41.5kg  合計 約1,470 の節約
           ※四捨五入の関係で合計が合わない場合があります。




■-無理のない省エネ節約-(3)電気カーペット


■ 電気カーペット ■


【省エネレッスン】

1.断熱マットで効率アップ!
床に直に敷くと、熱が床に逃げて暖房効率が下がります。
電機カーペットの下に断熱マットなどを敷くのが省エネのコツ!

2.人のいない部分は暖めない
電気カーペットを分割して暖める機能があるものは、活用しましょう!


【省エネ行動と省エネ効果】

1.広さに合った大きさを。
室温20℃の時、設定温度が「中」で1日5時間使用した場合、
         3畳用のカーペットと2畳用のカーペットとの比較

年間で電気89.91kWhの省エネ、 原油換算22.66L、 CO2削減量43.9kg
                     約2,430 の節約

2.設定温度は低めに。
3畳用で、設定温度を「強」から「中」にした場合(1日5時間使用)

年間で電気185.97kWhの省エネ、 原油換算46.86L、 CO2削減量90.8kg
                     約5,020 の節約





■-無理のない省エネ節約-(4)電気こたつ


■ 電気こたつ ■


【省エネレッスン】

1.腰の上の冷え対策には。
こたつはおもに腰から下を暖める暖房器具なので、上半身は寒くなりがち。
カーディガンなどを1枚多めに着込むことが温かさのポイントです。
ストーブやエアコンなど、他の暖房器具と併用する場合は、控えめな設定温度を。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.こたつ布団に、上掛けと敷毛布を合わせて使う。
こたつ布団だけの場合と、こたつ布団に上掛けと敷布団を併用した場合の比較
(1日5時間使用)

年間で電気32.48kWhの省エネ、 原油換算8.18L、 CO2削減量15.9kg
                        約880 の節約

2.設定温度は低めに。
設定温度を「強」から「中」にした場合(1日5時間使用)

年間で電気48.95kWhの省エネ、 原油換算12.34L、 CO2削減量23.9kg
                     約1,320 の節約




■-無理のない省エネ節約-(5)床暖房


■ 床暖房 ■


【省エネレッスン】

1.床暖房の上手な使い方。
床暖房は足元から体を温めるので、室温を低く設定しても快適に過ごすことができます。室温は低めに設定しましょう。

床暖房は運転をストップしてもすぐに冷めることはなく、暖かさが持続します。就寝や外出の約30分前にスイッチを切るようにしましょう。
タイマーを使えばスイッチの切り忘れを防ぐことができます。

床暖房の上には、カーペットやラグマットなどを使わない方が効果的です。 床暖房のある部屋にベッドを置く場合は、ベッドの下にものを置かないようにしましょう。






■-無理のない省エネ節約-(6)照明


■ 照明 ■

家庭で使用される白熱電球、電球型蛍光ランプ、電球型LEDランプの特徴は右の画像の通りです。
省エネ性能の優れた製品に取り替えて、点灯時間も短くしましょう。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.電球型蛍光ランプに取り替える。
54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換(年間2,000時間使用)

年間で電気84.00kWhの省エネ、 原油換算21.17L、 CO2削減量41.0kg
                     約2,270 の節約

2.電球型LEDランプに取り替える。
54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換(年間2,000時間使用)

年間で電気90.00kWhの省エネ、 原油換算22.68L、 CO2削減量43.9kg
                     約2,430 の節約

3.点灯時間を短く。
・蛍光ランプ
12Wの蛍光ランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合

年間で電気4.38kWhの省エネ、 原油換算1.10L、 CO2削減量2.1kg
                        約120 の節約

・白熱ランプ
54Wの白熱電球1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合

年間で電気19.71kWhの省エネ、 原油換算4.97L、 CO2削減量9.6kg
                        約530 の節約

・電球型LEDランプ
9Wの電球形LEDランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合

年間で電気3.29kWhの省エネ、 原油換算0.83L、 CO2削減量1.6kg
                         約90 の節約









■-無理のない省エネ節約-(7)テレビ


■ テレビ ■


【省エネレッスン】

1.消すときは主電源をOFFに。
リモコン待ち状態でも電力を消費しています。主電源で消しましょう。旅行など、長期不在の時はプラグを抜くようにしましょう。

2.ゲームが終わったらテレビもOFF。
テレビゲーム機の電源を消すと、テレビ画面には何も映っていないので忘れがちですが、テレビの電源は入ったまま。
必ずテレビの電源も切るように気をつけましょう。

3.明るさ調節する前に、画面の掃除を。
テレビ画面は静電気でホコリを寄せ付けやすいので、汚れやすいもの。一週間に一度くらいは掃除をしましょう。

4.画面の設定を見直そう。
映像モードが選択できる機種は、標準モードや、リビングモードなどに設定しましょう。
画面を明るくくっきりと見せる「ダイナミックモード」などは、消費電力が大きくなります。

5.省エネモードを活用しよう。
@明るさセンサー
部屋の明るさに合わせて、画面の明るさを自動調整し、無駄に消費する電力を減らします。
A無信号電源オフ機能
一定時間信号がないと、自動的に電源をオフにします。
A無操作電源オフ機能
一定時間操作をしないと、自動的に電源をオフにします。
※映像モードや節電機能の名称や機能はメーカーによって異なります。
 設定の仕方も様々なので、取扱説明書を確認しましょう。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.テレビを見ないときは消す。
・液晶の場合
1日1時間テレビ(32V型)を見る時間を減らした場合

年間で電気16.79kWhの省エネ、 原油換算4.23L、 CO2削減量8.2kg
                        約450 の節約
2.画面は明るすぎないように。
・液晶の場合
テレビ(32V型)の画面の輝度を最適(最大→中間)にした場合

年間で電気27.10kWhの省エネ、 原油換算6.83L、 CO2削減量13.2kg
                        約730 の節約





■-無理のない省エネ節約-(8)レコーダー


■ レコーダー ■


【省エネレッスン】

1.消すときは主電源をOFFに。
・スイッチを入れるとすぐに使えるようになる「高速起動モード」や「クイックスタート機能」を設定していると、待機時消費電力が大きくなります。
少し待つゆとりが省エネにつながります。

・時刻表示等をオフにする設定にすると省エネにつながります。





■-無理のない省エネ節約-(9)パソコン


■ パソコン ■


【省エネレッスン】

1.あなたのパソコンには、このロゴがついていますか?
「国際エネルギースターロゴ」がついたOA機器は、待機している状態が一定の時間を経過すると、省エネモードに自動的に切り替わる機能を持っています。
購入する際は、このロゴを目印に!

●対象はコンピュータ、ディスプレイ、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどです。


【スクリーンセーバーは省エネ?】

スクリーンセーバーは、パソコンを一定時間操作しないと、自動的にパソコン画面の表示を変えたり、 不規則に動く画像を表示させたりし、キーボードやマウスに触れると元の状態に戻す機能を持ったソフトウェアです。
きれいなので、設定している人も多いですが、実際には、消費電力は下がりません。 特に3Dのスクリーンセーバーは、描画処理にCPUパワーを多く使うため、パソコンを操作していないのに、かえって消費電力があがるものもあります。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.使わないときは、電源を切る。
1日1時間利用時間を短縮した場合
●デスクトップ型の場合

年間で電気31.57kWhの省エネ、 原油換算7.96L、 CO2削減量15.4kg
                        約850 の節約
●ノート型の場合

年間で電気5.48kWhの省エネ、 原油換算1.38L、 CO2削減量2.7kg
                        約150 の節約
2.電源オプションの見直しを。
電源オプションを「モニタの電源をOFF」から「システムスタンバイ」にした場合
(3.25時間/週、52週)
●デスクトップ型の場合

年間で電気5.48kWhの省エネ、 原油換算3.17L、 CO2削減量6.1kg
                        約340 の節約
●ノート型の場合

年間で電気1.50kWhの省エネ、 原油換算0.38L、 CO2削減量0.7kg
                         約40 の節約





■-無理のない省エネ節約-(10)冷蔵庫


■ 冷蔵庫 ■


【省エネレッスン】

1.熱いものは冷ましてから保存しましょう。
麦茶やカレー、シチューなど温かいものをそのまま冷蔵庫に入れていませんか?
庫内の温度が上がり、冷やすのに余分なエネルギーが消費されるのでご注意。

2.庫内の温度設定を適切に。
庫内の温度を控えめに設定すると消費電力が小さくなります。設定が「強」になっていたら「中」や「弱」にしましょう。
ただし、食品の傷みには注意してください。
※庫内温度の設定方法
冷蔵庫の温度調整は、ドアの外側正面のコントロールパネルや庫内のダイヤルでできます。

■冷蔵庫の中を整理しましょう■
ずっと前に食べ残した食品が、冷蔵庫の奥で眠っていませんか?「とりあえず保存」は結局何も食べずに捨てられることが多いようです。
常温で保存できるものを冷蔵庫に入れていませんか?缶詰、びん詰や調味料は、未開封なら冷蔵庫に入れないで!


【省エネ行動と省エネ効果】

1.ものを詰め込みすぎない。

年間で電気43.84kWhの省エネ、 原油換算11.05L、 CO2削減量21.4kg
                     約1,180 の節約
2.無駄な開閉はしない。
旧JIS開閉試験※の開閉を行った場合と、その2倍の回数を行った場合の比較
年間で電気10.40kWhの省エネ、 原油換算2.62L、 CO2削減量5.1kg
                        約280 の節約
※旧JIS開閉試験:冷蔵庫は12分ごとに25回、冷凍庫は40分ごとに8回で、
開放時間はいずれも10秒
3.開けている時間を短く。
開けている時間が20秒間の場合と、10秒間の場合の比較
年間で電気6.10kWhの省エネ、 原油換算1.54L、 CO2削減量3.0kg
                        約160 の節約
4.設定温度は適切に。
設定温度を「強」から「中」にした場合(周囲温度22℃)
年間で電気61.72kWhの省エネ、 原油換算15.55L、 CO2削減量30.1kg
                     約1,670 の節約
5.壁から適切な間隔で設置。
上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合の比較
年間で電気45.08kWhの省エネ、 原油換算11.36L、 CO2削減量22.0kg
                     約1,220 の節約







■-無理のない省エネ節約-(11)ガス給湯器


■ ガス給湯器 ■


【省エネレッスン】

1.洗いものは、ため洗いをしましょう。
お湯を出しっぱなしでの洗いものは、エネルギーのムダ。洗う前に食器を水につけておいたり、 ヘラやボロ布で汚れを拭き取っておくと、使うお湯の量が少なくてすみます。

■お湯を沸かすときは■
給湯器はエネルギー効率の高い機器です。お湯を沸かす時は、水からでなく、給湯器のお湯を沸かすようにしましょう。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.食器を洗うときは低温に設定。
65Lの水道水(水温20℃)を使い、給湯器の設定温度を40℃から38℃に下げ、
2回/日手洗いした場合(使用期間:冷房期間を除く253日)
年間でガス8.80m3の省エネ、 原油換算10.21L、 CO2削減量19.7kg
                     約1,430 の節約

■給湯器も省エネタイプに■
●CO2冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
-空気の熱でお湯が沸く-
ヒートポンプの仕組みを使い、大気中の熱を取り込んでお湯を沸かす、熱効率の高い省エネルギー機器です。
かつ夜間の割安な電気を利用することで、経済性と環境性の両立を図っています。
●家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム) -発電と給湯・暖房を行う-
ガスや灯油から水素を取り出し、空気中の酸素を反応させて電気をつくります。
その時の排熱でお湯をつくって給湯や暖房を行います。ひとつのエネルギーで電気とお湯を同時につくりだし、エネルギー消費量を抑えます。
●潜熱回収型給湯器(エコジョーズ・エコフィール)
-従来型に比べ効率が15%アップ-
ガスや灯油でお湯をつくるときの排熱ロスを抑えたのが潜熱回収型給湯器。
給湯器の熱効率を従来型給湯器の約80%から約95%までアップしました。








■-無理のない省エネ節約-(12)電子レンジ


■ 電子レンジ ■


【省エネレッスン】

1.料理の下ごしらえや仕上げに。
煮込み料理の野菜はチンしてから鍋へ。煮崩れも少ないようです。
中までしっかり火を通したい時は、焦げ目をきれいにつけたあと、電子レンジへ。ガス代の大幅節約になります。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.野菜の下ごしらえに電子レンジを活用。
●葉菜(ほうれん草、キャベツ)の場合
・ガスコンロ
年間でガス8.32m3の省エネ、            約1,350

・電子レンジ
年間で電気13.21kWhの省エネ、             約360

<比較検討>【ガスコンロ】から【電子レンジ】に変えた場合
原油換算6.32L、 CO2削減量12.2kg
                            約990 の節約

●果菜(ブロッコリー、カボチャ)の場合
・ガスコンロ
年間でガス9.10m3の省エネ、            約1,470

・電子レンジ
年間で電気6.74kWhの省エネ、             約410

<比較検討>【ガスコンロ】から【電子レンジ】に変えた場合
原油換算6.74L、 CO2削減量13.0kg
                         約1,060 の節約

●根菜(ジャガイモ、里芋)の場合
・ガスコンロ
年間でガス9.48m3の省エネ、            約1,540

・電子レンジ
年間で電気22.01kWhの省エネ、             約590

<比較検討>【ガスコンロ】から【電子レンジ】に変えた場合
原油換算5.45L、 CO2削減量10.5kg
                            約950 の節約
※00gの食材を、1Lの水(27℃程度)に入れ沸騰させ煮る場合と、
電子レンジで下ごしらえをした場合(食材の量等により異なります)(360日、1日1回)







■-無理のない省エネ節約-(13)炊飯器


■ 炊飯器 ■


【省エネレッスン】

1.必要なときだけ使いましょう。
・長く保温しないようにしましょう。保温時間が長くなると電力の消費量が増え風味も悪化します。
・食べる時間にあわせて炊き上がるようにタイマー予約を上手に使いましょう。
・使わないときは、プラグをコンセントから抜きましょう。


■炊飯器で保温する場合と、電子レンジで温め直し。どちらが省エネ?■
ごはんを炊飯器で保温するのは、4時間までが目安です。






■-無理のない省エネ節約-(14)電気ポット


■ 電気ポット ■


【省エネレッスン】

1.保温は低めの温度で。
低めの温度で保温して必要な時にその都度再沸騰させましょう。長時間使わないときは、プラグを抜きましょう。
2.省エネタイプにご注目。
断熱を強化してお湯を冷めにくくすることで、保温時の消費電力量を従来のものより大幅に減らしたものもあります。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.長時間使用しないときはプラグを抜く。
電気ポットに満タンの水2.2Lを入れ沸騰させ、1.2Lを使用後、6時間保温状態にした場合と、 プラグを抜いて保温しないで再沸騰させて使用した場合の比較
年間で電気107.45kWhの省エネ、 原油換算27.08L、 CO2削減量52.4kg
                     約2,900 の節約





■-無理のない省エネ節約-(特別編)


■ かしこくお買い物&クッキング ■


1.必要なものだけ
生ごみの1/4は食べ残しや保存していたものです。食材を作るときもごみを焼却するときもエネルギーが使われます。
計画を立て、使い切れない量を買わないように心がけましょう。冷蔵庫の在庫メモを作ってみては?

2.旬のもの、近くのものを
野菜や果物のハウス栽培は露地栽培に比べて多くのエネルギーが使われています。
旬の食材を購入した方が省エネです。また、産地が近いほど、輸送に必要なエネルギーが少なくてすみます。

3.ばら売り、量り売りを
容器やレジ袋を作るのにもエネルギーが使われています。
ばら売りや量り売りを積極的に利用しましょう。マイバッグも活用したいですね。

4.残りものも使い切る努力を
ごみを燃やすときもエネルギーが使われています。食品廃棄はエネルギーの大きなムダ。
適量を作って食べ残しを少なくしましょう。前日のカレーでコロッケを作るなど、食材を他のメニューに変身させるのもいいですね。








■-無理のない省エネ節約-(15)ガスコンロ


■ ガスコンロ ■


【省エネレッスン】

1.鍋の水滴を拭き取ってからコンロに。
底が濡れたままだと、水を蒸発させるのに、余分なエネルギーが必要になります。
2.平たい底がおすすめ。
鍋ややかんは丸い底のものより、平たい底の方が熱効率が良く、省エネにつながります。
3.点火のタイミングは?
コンロに点火するのは、鍋ややかんをのせてからにしましょう。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.炎が底からはみ出ないように調節。
水1L(20℃程度)を沸騰させる時、強火から中火にした場合(1日3回)
年間でガス2.38m3の省エネ、 原油換算2.76L、 CO2削減量5.3kg
                     約390 の節約





■-無理のない省エネ節約-(16)食器洗い乾燥器


■ 食器洗い乾燥器 ■


【省エネレッスン】

1.余熱で乾燥すれば省エネ。
洗浄終了後、扉を開けて余熱だけで乾燥させれば省エネにつながります。
2.コースを選択。
食器の点数が少ないときは、「少量コース」等を選びましょう。
3.洗剤の適量を守って。
少なすぎると洗浄力は落ちますが、洗剤を多く入れすぎても洗浄性能はほとんど変わりません。
4.ちょっとした工夫で洗い上手に。
食器の残菜を丁寧に捨てるなど、あらかじめ前処理をしておくと汚れ落ちがよくなります。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.使用する時はまとめ洗いを。
●手洗いの場合
年間でガス81.62m3使用 年間で水道47.45m3使用
                      合計約25,560

●食器洗い乾燥器の場合
年間で電気525.20kWh使用 年間で水道10.80m3使用
                      合計約16,990

<比較検討>【手洗いの場合】−【食器洗い乾燥器の場合】
                 年間 合計約8,570 の節約
給湯器(40℃)、使用水量65L/回(冷房期間は、給湯器を使用しない)
の手洗いの場合と給水接続タイプで標準モードを利用した食器洗い乾燥機の場合の比較
※手洗い、食器洗い乾燥機ともに2回/日






■-無理のない省エネ節約-(17)洗濯機


■ 洗濯機 ■


【省エネレッスン】

1.洗濯物はまとめ洗いを。
ポンプなどを使って、お風呂の残り湯を洗濯に再利用して水の量を節約しましょう。
2.洗剤は適量に。
洗剤を多く入れすぎても洗浄力が増すわけではありません。洗濯時間も長くなります。
3.すすぎは注水すすぎより、ためすすぎで。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.使用する時はまとめ洗いを。
少量の洗濯物を毎日洗うよりも、洗濯機の容量に合わせて、洗濯回数を少なくしたほうが省エネにつながります。
定格容量(洗濯・脱水容量:6kg)の4割を入れて洗う場合と、8割を入れて洗う回数を半分にした場合の比較
年間で電気5.88kWhの省エネ
                     約160 の節約
年間で水道16.75m3の省エネ
                   約4,360 の節約
原油換算1.48L、 CO2削減量2.9kg
                   約4,510 の節約
※四捨五入の関係で合計が合わない場合があります。






■-無理のない省エネ節約-(18)衣類乾燥機


■ 衣類乾燥機 ■


【省エネ行動と省エネ効果】

1.まとめて乾燥し、回数を減らす。
定格容量(5kg)の8割を入れて2日に1回使用した場合と、4割ずつに分けて毎日使用した場合の比較
年間で電気41.98kWhの省エネ、
原油換算10.58L、 CO2削減量20.5kg
                   約1,130 の節約
2.自然乾燥を併用する。
自然乾燥8時間後、未乾燥のものを補助乾燥する場合と乾燥機のみで乾燥させる場合の比較(2日に1回使用)
年間で電気394.57kWhの省エネ、
原油換算99.43L、 CO2削減量192.6kg
                  約10,650 の節約






■-無理のない省エネ節約-(19)掃除機


■ 掃除機 ■


【省エネレッスン】

1.ほうきは手軽&省エネ。
ゴミやホコリが気になっても、掃除機を押し入れから出すのが面倒で…、という方は多いのでは。 昔ながらのほうきは、サッと使えて手軽なうえに、使うエネルギーもゼロです。最近は、デザインのよいほうきとちりとりのセットもあります。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.部屋を片付けてから掃除機をかける。
利用する時間を、1日1分短縮した場合
年間で電気5.45kWhの省エネ、
原油換算1.37L、 CO2削減量2.7kg
                     約150 の節約
2.パック式は適宜取り替えを。
パックいっぱいにゴミが詰まった状態と、未使用のパックの比較
年間で電気1.55kWhの省エネ、
原油換算0.39L、 CO2削減量0.8kg
                      約40 の節約






■-無理のない省エネ節約-(20)風呂給湯器


■ 風呂給湯器 ■


【省エネレッスン】

1.水を沸かすよりも、お湯をためる方が省エネ。
浴槽に水をためて沸かすよりも、お湯をためる方が省エネにつながります。
2.必ずフタをしましょう。
フタをしないと、浴槽にためたお湯から、どんどん熱が逃げます。
3.使用しない時は、リモコンのスイッチを切りましょう。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.入浴は間隔をあけずに。
2時間の放置により4.5℃低下した湯(200L)を追い焚きする場合(1回/日)
年間でガス38.20m3の省エネ、
原油換算44.31L、 CO2削減量85.7kg
                   約6,190 の節約
2.シャワーは不必要に流したままにしない。
45℃の湯を流す時間を1分間短縮した場合
年間でガス12.78m3の省エネ      約2,070
年間で水道4.38m3の省エネ       約1,140
原油換算14.82L、 CO2削減量28.7kg
                   約3,210 の節約


■意外と多いシャワーのお湯■
シャワーを1分間使うと12Lのお湯が流れます。家族4人が4分ずつシャワーを使うと、
浴槽1杯分とほぼ同じになります。

■お風呂上がりのドライヤー■
最近多い1000W級の大風量のドライヤー。短時間ですが、多くのエネルギーを使います。
タオルでよく拭いてから使いましょう。








■-無理のない省エネ節約-(21)温水洗浄便座


■ 温水洗浄便座 ■


【省エネレッスン】

1.温水洗浄便座は、「貯湯式」と「瞬間式」があります。特徴を知って商品選びを。
●貯湯式
タンクの中の水をヒーターで温める方式で、一度にたっぷりのお湯で洗浄することができますが、お湯を保温するための電力を使います。
●瞬間式
タンクがなく、使用の度に水を瞬間湯沸器で温めます。温水を保温する電力は不要のため、 "貯湯式"よりも消費電力量は少なくなりますが、お湯の量が限られることと、瞬間的に大きな電力を必要とします。
2.寒い季節だけ使いましょう。
一年を通してつけっぱなしにしていませんか?必要な時期だけ使いましょう。
3.省エネ/節電機能を活用しましょう。
1日にトイレを利用する時間はごくわずかですが、温水洗浄便座は、いつでも使えるように便座や洗浄水を温め続けています。
タイマー機能がついた製品は、活用しましょう。
製品によっては、「おまかせ節電モード」など、使用頻度や時間を記憶して、 使わない時間帯に暖房便座などの温度を自動で下げたりする機能があるものがあります。


【省エネ行動と省エネ効果】

1.使わないときはフタを閉める。
フタを閉めた場合と、開けっぱなしの場合の比較(貯湯式)
年間で電気34.90kWhの省エネ、
原油換算8.79L、 CO2削減量17.0kg
                     約940 の節約
2.暖房便座の温度は低めに。
便座の設定温度を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)(冷房期間はオフ)
年間で電気26.40kWhの省エネ、
原油換算6.65L、 CO2削減量12.9kg
                     約710 の節約
3.洗浄水の温度は低めに。
洗浄水の温度設定を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)
※暖房期間:周囲温度11℃ 中間期:周囲温度18℃ 冷房期間:周囲温度26℃
年間で電気13.80kWhの省エネ、
原油換算3.48L、 CO2削減量6.7kg
                     約370 の節約