■〜最初に〜
弊社では、新築住宅や大規模リフォームのお引渡しの際に
「住まいのお手入れブック」をお渡しさせて頂いております。
今回はその中身をご紹介します!
新しいお家用になっていますが、
いま住んでいるお家のお手入れに役立つ情報もありますので
ぜひお役立ていただければ幸いです!
それではごらんください(^^)/
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■(1)住まいを長持ちさせる6つのポイント!
住宅は、皆様にとって生活の基盤であり、貴重な財産です。
その財産価値を維持するためには、新築時から計画的なお手入れが必要です。
ここでは、その
基本的なメンテナンス
のポイントを上げてみましょう!
1.住宅は定期的に点検し、お手入れは計画的に行う。
2.マンションのように、
毎月一定額の(ずっと快適)積立金を積み立てる。
3.キズ、漏水、歪み等小さなことでもすぐにお手入れをしておく。
4.新築時からメンテナンスに使えそうな材料は大切に保管しておく。
5.設備機器など説明書を良く読み、正しくメンテナンス。
6.住まいに関連する連絡先一覧表を作成しておく。
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■(2)点検補修の目安と時
定期的な点検で(ずーっと快適)な暮らしをしましょう!
●住宅の定期点検、定期補修の目安は以下の通りです。
【 屋 根 】
■定期点検の目安 5年に1回
■補修、交換の要点 日本瓦は破損、ズレを補修
セメント、石綿系は10年で塗装をチェック
【 雨 樋 】
■定期点検の目安 毎年落ち葉の後
■補修、交換の要点 落ち葉の清掃、塩ビ劣化部交換
【 外 壁 】
■定期点検の目安 3年に1回
■補修、交換の要点 サイディングは隙間の補修
モルタル、吹付けはひび割れ補修、塗装のチェック
【 内 装 】
■定期点検の目安 日常点検
■補修、交換の要点 5年ごとに部分塗装、張替
10年で全館改装が望ましい
【 たたみ 】
■定期点検の目安 3年に1回
■補修、交換の要点 3年目に裏返し、6年で表替え
【 フローリング 】
■定期点検の目安 日常点検
■補修、交換の要点 随時キズ、そり、隙間の補修
【 アルミサッシ 】
■定期点検の目安 5年に1回
■補修、交換の要点 戸車の点検調査、磨耗の場合交換、建付け調整
【 木部・建具・襖 】
■定期点検の目安 2年ごと
■補修、交換の要点 狂い、腐食、磨耗の補修、建付け調整
【 キッチン 】
■定期点検の目安 日常点検
■補修、交換の要点 水道パッキン(必要に応じて交換)、改装15年
【 浴 室 】
■定期点検の目安 日常点検
■補修、交換の要点 室内のカビ清掃、タイルの場合はヒビ割れのチェック、補修
【 トイレ・排水 】
■定期点検の目安 1年に1回
■補修、交換の要点 排水管・タンク清掃、漏水点検補修
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■(3)基礎・土台の点検とメンテナンス
住宅の寿命を左右する基礎、土台の点検とメンテナンス!
基礎のヒビ割れをチェック、早めに補修します!
1.基礎のヒビ割れをチェック、早めに補修します。
■基礎のヒビ割れがあれば、その原因を確認、地盤沈下か地震が影響。
(表面のみのものは問題なし)
■原因を究明して、早期補修。
2.土台の腐敗チェック、補修。
■縦樋のつなぎ目が外れて、土台に水がかからないかチェック。
■床下換気口を何かでふさいでいないかを定期点検。
■床下での漏水がないかを点検。
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■(4)雨樋のメンテナンス
雨樋のメンテナンスは住宅の寿命を延ばします!
日頃それほど気になる存在ではないのですが、雨樋は住まいを長持ちさせる為には
大変重要な部分です。落ち葉が詰まったり、ヒビが入ったり、外れたりしていると、
建物の寿命を縮めかねません。
ヒビ割れなどを見つけたらすぐに補修しておきましょう。
古くなって破損がひどいときは思い切って交換しましょう。
金属製の雨樋、樹脂製の雨樋、それぞれ定期的なチェックで水漏れを防止し、建物
の木材部分を腐食から守ります。
■樹脂製雨樋の接着部分のはずれ、はがれの点検と接着。
(皆さんでも可能です)
■樹脂製の場合、紫外線が強く当たる部分が劣化したら補修。
■軒下のたわみ、下がりにより水が溢れている場合は補修。
■軒樋の落ち葉、ゴミによる詰まりの点検と清掃、ゴミ除け網の取付け。
■雨樋がひび割れたときは、雨樋用補修テープを使うと簡単に補修できます。
汚れや水分をふき取り、テープを貼ったら、へら等でよく密着するようにこすってくだ
さい。これは縦樋のひび割れにも使えますし、エルボと縦樋等の継ぎ目もこのテープを
巻くように貼れば補修できます。
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■(5)内装の点検とお手入れ
天井も含め、内装は最も汚れやすい部分です。
日常のお手入れが大切です。
ここでそのポイントをまとめてみましょう!
■壁紙等は、掃除機で清掃し、水拭きできる場合は薄い中性洗剤で拭きます。
スイッチまわり等、特に汚れそうな部分は市販のフィルムを貼ると清潔です。
■特殊な壁紙の手垢は消しゴムで、白壁は細かいサンドペーパーで軽くこする。
■特に注意するのは湿気です。壁紙の糊は水性ですからチェックを!
■和室の塗り壁は清潔な柔らかいはたき等で、ほこりやクモの巣を落とします。
■壁紙の張替の目安は10年に1回程度!
※壁紙は表面の素材がビニールの壁紙が主流です。ビニール壁紙は、その汚れを
住まいの洗剤で落とせますし、カビ取り剤も使えるのでカビを落とすこともでき、
手入れがしやすい壁紙です。
ただ和紙系統のものなど、強くこすってはならないものや、カビ取り材を使うと
色が抜けてしまう場合がありますので、注意が必要です。
※ところで、ビニール壁紙はほとんどのものに凹凸があるので、ただ拭いただけで
は凹んでいる部分の汚れは落ちません。
洗剤拭きをするときは、ブラシやタワシで円を描くようにこすると綺麗にとれま
す。ただし、ビニール壁紙の中には発泡させた表面の柔らかいものもあるので、
そのときは優しくこすりましょう。
※タバコのヤニは住まいの洗剤でも良く落ちますが、ガラス用洗剤を使ってもよく
落ちます。ただし、時間の経ったものは壁紙が黄ばんでしまうので、綺麗に戻す
のは難しい場合もあります。
※最近の室内の壁は何もしなければ昔のように剥がれて来たり、亀裂が入ったりす
ることはほとんどありません。しかし、引越しの荷物をぶつけて穴をあけたり、
地震の後に壁と柱の間に隙間が出来たりすることがあります。塗り壁は傷や穴を
放置すると、その周辺が剥がれやすくなることがあります。
傷や穴は小さいうちに補修することが大切です。
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■(6)室内の汚れ防止とお手入れ
室内は部分汚れが違います。日頃のお手入れが大切です。
洗面台に茶色いシミがついてどうしても落ちない。このようなことは多いのです。
油汚れやタイルの目地の黒いシミなど、住まいの汚れは知らず知らずのうちに進行
し、気づいた時にはかなりひどくなっています。
しかし、相当ひどい汚れでもちょっとしたコツさえ分かれば簡単に落とすことがで
きます。住まいはいつも綺麗にして快適に暮らしましょう。
お掃除サービス会社もありますので、時には便利かもしれません!
■フローリングは週1回の乾拭き又は科学雑巾拭き、年1回から2回のワックス掛け。
すべり止めタイプのワックスがおすすめで、市販されている一般家庭用のものでOK
です!
■カーペットの汚れや油は酢と中性洗剤で、ガムは氷で冷やしてはがしましょう。
砂糖菓子・チョコレート類はベンジン、血は塩水と酢を混ぜたぬるま湯で取り除く。
■洗面台、トイレ手洗器の汚れの主な原因は、水垢と脂肪です。
中性洗剤で毎日清掃。水垢金具は毎日乾いたタオルで磨きます。
■家全体の頑固な油汚れは、レンジフード用洗剤が役に立ちます。
■最近は、ホームセンター等で用途別に数多くの掃除液が販売されています。
時間のあるときに検討してみましょう!
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■(7)アルミサッシの点検とお手入れ
アルミサッシは、
腐食を防ぐために酸化被膜で表面処理されていますから、
硬いものでこすらないようにします。清掃は薄い中性洗剤で!
■戸車や建て付け調整はドライバーで調整できます。
■サッシは上部にはずれ止めがついています。落下防止や防犯のため、定期的に点検しま
す。
■戸車の動きが悪いときには油を差すとさらに砂ぼこりがついて逆効果です。
シリコンスプレーが効果的です。
■アルミサッシは、ネジで組み立てられています。
長い間使っていると緩んでくる可能性があるので、点検して緩んでいたら締めてくださ
い。
■清掃は、まず表面のほこりや汚れを水で洗い落としてから、柔らかい布かスポンジで
十分に水洗いしてください。取れにくい汚れなどは中性洗剤で軽く洗い流し、
最後に乾いた布で水分を拭き取ってください。
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■(8)サッシ網戸のお手入れと張替
網戸は、虫の侵入を防ぐだけでなく、多少のゴミやホコリも防ぎます。
それだけに汚れも早いので、、まめに掃除をしないと風通しも悪くなります。
また、軽く材料も細いので、常に動きを良くしておく必要があります。
動きが悪いまま無理に引いたりすると、早く傷んだり、網がはずれたり
しますから気をつけましょう!
■網戸の建て付け調整は、戸車と一体となった調整ネジを回転させて行います。
■網戸の上部にははずれ止めがついており、戸車と同様にネジで調整できます。
掃除や網の張替のときは、ネジを緩めて行います。
■清掃は、網の張ってあるほうを下にして平板にのせ、柔らかいスポンジや
ブラシなどで軽く押さえるようにして水洗いします。
■小さな傷はサラン系(一般住宅はほとんどサラン系)の場合、ビニール用接着剤を
塗って補修。ガラス繊維やステンレス(主に防火地域)は瞬間接着剤で補修します。
張替は、網と押さえゴムが必要です。
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■(9)玄関スペースの清掃とお手入れ
玄関は住まいの顔
お客様を迎える気持ちを表す場として、
清掃と気配りを忘れないようにします。
■玄関のタイルや石は濡れたままでよいと思われがちですが、
目地を濡らしたままにしておくのはよくありません。
雨の日やその翌日は、雑巾がけやモップ拭きで水気をとります。
■傘立てやレインコートなどの水分、濡れた靴などは、
晴れの日に十分乾燥させてから収納へ!
■最近の収納の扉の建て付け調整は、便利になっています。
メーカーの取扱い説明書をよく読んでドライバーで調整し、
傷をつけないようにします。
■玄関のドアも、建て付けが狂ってきたら調整します。
難しければ、そのまま放置せず私どもに相談してください。
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■(10)リビングの清掃とお手入れ
リビングは一番使用頻度の激しいところ。
清掃、お手入れが特に大切なところです。
■床がカーペットの場合はホコリに注意!
特に高級カーペットの場合は、その材質によってホコリを吸いやすいもの、静電気が起
きやすいもの、掃除しやすいもの(逆にしにくいもの)などさまざまです。
購入したお店で材質を確かめ、定期的に専門のクリーニング業者に相談する必要もある
でしょう。
■フローリングの清掃とお手入れについては、まず家具が置いてある場合には定期的に配
置換えしてホコリを取り、傷の補修やワックス掛けをして、艶を一定にします。小さな
傷は、専用のクレヨンが便利です。
■ピアノや本棚など重量物を置いてある部分の床は、根太(床下の木材)が弱ってない
か、数年毎に床の状態を確認します。
■リビングの照明器具、換気扇、カーテン等は特に汚れやすい部分なので、汚れが落ちに
くくなる前にこまめに清掃します。
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■(11)キッチンの清掃とお手入れ
水気と油が付き物のキッチンは、清潔さが強く求められるスペースです。
さらにこれからはゴミの処理が需要になり、
キッチンから出るゴミをどこに置いて、どのように処理するかを、
地域の事情に合わせて検討することが必要になります。
■調理で飛んだ油の飛沫がレンジの熱で焼きつくと、なかなか取れなくなります。
油が飛んでも良いようなカバー材が市販されています。
■床に飛んだ水気や油は、踏み付けたり擦りつけたりせずこまめに拭き取ります。
特に油分は毎日中性洗剤で拭き取るようにします。
■健康と安全のために、ガス器具のバーナーは常にベストな状態に手入れします。
■換気扇、レンジフードはご存知の通り、いろいろな洗剤やシートが販売されて
いるので、最も効果的な方法を検討しましょう。
注意すべき点は、換気扇の外側の油です。
外壁を汚さないよう定期的にチェックしましょう!
※調理の使用済み油は浄化槽に流さないようにしましょう。
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■(12)和室の清掃とお手入れ
和室を長持ちさせるためには、
塗り壁、白木や畳などの日焼け、傷、汚れやすさ等に
配慮したお手入れが特に必要です!
■清掃の面では、長押の裏側のホコリ、畳の合わせ目、障子の桟、
飾り欄干の隙間を特に丁寧に掃除します。
■襖や障子の建て付けは、長く使っていると必ず調整が必要になってきます。
建て付けが悪いまま使っていると、建具や襖を傷めることになりますので
調整してください。
また、高級な襖絵などは絵の具が剥がれたりしないように十分気をつけます。
■和室の木や障子、畳は、強い紫外線に当たると日焼けします。
木は使い込むと木そのものの樹脂が出て、味わいのある木肌になります。
集成材は表面が薄いものもあるので、その場合はあまり日に当てない工夫が必要です。
■畳は一度日焼けすると元には戻りません。直射日光は避けるほうが無難です。
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■(13)子ども部屋のお手入れ
子ども部屋は、成長に合わせて内装を替えて使うのが一般的です。
模様替えしながら長持ちさせる工夫が必要です。
■子どもが小さい場合、どうしても傷や落書きは避けて通れません。
落書きは、子ども部屋に限って自由に書かせるようなボードを、
手の届く範囲に取付けるのもひとつの方法です。
■フローリングは傷が付きやすく、音の問題もあるので、
洗えるパンチカーペット等を敷いて傷と音の防止に役立てます。
■壁面は、子どもが精神的に落ち着くように合板やコルク、紙類など、
自然素材を使いたいもの。
また子どもの成長に合わせて壁紙を張り替えるなど、こまめなお手入れも大切です。
また子どもとしての清掃の習慣、寝具の乾燥などには責任を持たせましょう!
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■(14)寝室の清掃とお手入れ
動かしにくいベッド。寝具からでる綿ぼこり。身体からでる水分。
これらの清掃とお手入れを心がけ、
寝室を清潔に保つことで健康な生活を維持しましょう!
■ベッドの下はお掃除しやすいように、またホコリが溜まらないように、
色々な物を置かないこと。
■身体からは寝ているうちに沢山の水分がでます。
寝室の換気に注意し、日光を取り入れるようにします。
■ハウスダスト対策のためにも、寝室には造り付け収納以外は
なるべく家具を置かず、ホコリの溜まる部分をなくします。
※カビが繁殖する条件ですが。カビは約5〜45℃の間で繁殖し、
20℃以上、特に28℃前後が最も盛んになります。
湿度は60%以上で繁殖しますが、80%を超えるとカビの天国です。
そして栄養源となるものがあることです。
ホコリ、汚れなどはカビにとって栄養源です。
■寝室の空気清浄機は効果的です。寝室のサッシやドアの
建て付けに注意し、騒音や隙間風、ホコリの侵入を防ぎましょう。
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■(15)サニタリースペースの清掃とお手入れ
洗面スペース。トイレスペース。脱衣コーナーはとにかく清潔が一番です。
■陶器類は温度差が5℃以上あると、冷たい面に結露します。部屋は温かくても、洗面の
裏側、トイレタンクの外側、便器の表面、場合によってはドアの表面、収納の内側にも
結露する可能性があります。その場合は、こまめなお手入れが必要です。
また、タオルやその他の布類は湿気を吸いますから、昼間、換気と乾燥を心がけましょ
う。あるいは1週間に1度、収納の中身を出して換気と清掃を行うのも効果的です。
■水栓金具、ロータンク内のパッキン類は必ず寿命がきます。
交換にはレンチが必要です。蛇口をはずすには元栓を締めなければなりません。
■排水管の内側には、脂肪の混ざった石鹸カスが付着し、そこへ髪の毛やゴミが引っかか
ると詰まってしまいます。また、屋外の排水枡が詰まると排水が吸い込まれなくなって
しまいます。各種のパイプの洗浄剤を使い、定期的の排水パイプを清潔にして、詰まり
と汚れを防止します。
※洗面台やトイレの手洗器などの汚れは基本的にはクリームクレンザーで落とします。
ところが、水が落ちるところにクリームクレンザーでこすってみても落ちない茶色の汚
れが付くことがあります。これは水道水の中に含まれている鉄分が原因です。この汚れ
は、洗濯用の漂白剤を使ってみると良いでしょう。
40℃くらいのお湯をシミにかけ、すぐに漂白剤をかけて15〜2分置きます。
あとはきれいにこすれば落ちます。頑固な汚れは耐水サンドペーパーの目の細かいもの
を適当な大きさにちぎり、水をつけてこすっても落ちますが、荒いものを使ったり、こ
すりすぎたりした場合傷がつき、逆に汚れやすくなるので注意が必要です。
※便器の掃除は酸性と塩素系の洗剤が混ざると塩素ガスが発生して危険なので、1つの洗
剤を使ったら、必ずよく洗い流してから次の洗剤を使いましょう。
※パイプ用洗浄剤にはいろいろなものがありますが、劇薬扱いのもの以外は速効性があま
りありません。
どの製品も水はけが悪くなったぐらいのときに使用すると効果があります。また、酸素
微生物が汚れを分解するものもあり、これは時間がかかりますが、化学薬品と違い危険
がなく、公共下水道に使用しても公害にはなりません。
いずれにしても2〜3ヶ月に1度の割合で定期的に流すことにより、排水パイプの汚れ
を落とし、詰まりや悪臭を防いでくれます。
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■(16)水栓トイレの故障と修理
水栓トイレの故障と修理
普段何気なく使っている水栓トイレも、
水が出なくなったり、また、水が止まらなくなったりするとさあ大変...
「水道屋さんが来るまで使用禁止」では困りものです。
簡単に直せるものもありますので、原因をチェックしましょう!
水が出ない
※タンクに水が溜まっている場合
レバーとゴムフロートをつなぐ鎖が切れてたり、外れてたりしていませんか?
切れた鎖は新しいものに交換しておきましょう。
※タンクに水がない場合
止水栓が閉じていないか確かめましょう。また、浮き玉がタンクの壁に引っかかり
下がらないことがあります。支持棒ごと浮き玉をはずし、支持棒を曲げて浮き玉が
壁に触れないように取付けてみましょう。
止水栓や浮き玉に異常がないときは専門家に連絡してください。
水が止まらない
ゴムフロートが外れていたり、ゴミが挟まっていませんか?
止水栓を閉めてからゴムフロートをはずし、排水口に当たる面を確認してみましょう。
また、浮き玉が外れていたり、浮き玉に水が入っていると給水が止まりません。
浮き玉に異常がない場合は、ボールタップの故障が考えられます。
状況によっては部品の交換が必要になる場合もありますので専門家に連絡してください。
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■(17)浴室の清掃とお手入れ
浴室は清潔さと安らぎの空間です。
常に快適なスペースにするために、清掃とメンテナンスが必要です。
■浴室は密閉されているため、換気が悪く湿気が壁面についたままだと、カビや汚れの原
因となります。 浴室を長持ちさせるためには、換気と乾燥、清潔が第一です。抗菌仕
様、乾燥機能付きバスルームは比較的湿気やカビに強い構造になっていますが、不潔に
していると微生物が繁殖します。タイル目地など水気が取れにくい部分はカビ止め剤を
使用することもひとつの方法です!
■浴室の天井は、材質と形状によって水滴がたまりやすく、水滴がついたままにしておく
と跡がついてしまいますから、毎日乾いた布で拭けば完璧です。
■浴室の壁は、洗剤、脂肪その他汚れが飛び散りますから、理想的には、毎日最後に使っ
た人がまだ濡れているうちに洗い流してしまえば後が楽です。
※乳白色の入浴剤は浄化槽に良くないので
なるべく使用しないよう注意しましょう!
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■(18)害虫、ダニ、ハウスダスト対策
住まいの害虫とは、住宅そのものに害を与えるものと、
そこに住む人間に害となるものに分けられます。
中にはねずみのように、建物を傷つける上に、
病原菌やダニなどを運んでくる場合もありますから、
住宅が年齢を経るに従って、より清潔さを保ち、
隙間や破損部分の補修を完全にしておきます。
■ゴキブリは、暗くて暖かく、食べ物のカス、ビールやジュースの空き缶の中の飲み残し
などにありつけるところが好きです。夜は室内にゴキブリの好物を置かないようにする
ことと、部屋やキッチン収納の隅、冷蔵庫の裏、洗濯機の裏などを常に清潔にします。
■家ダニはねずみと深い関係が有り、また畳の隙間などで孵化します。
その他ハウスダストは微生物の巣となり、皮膚炎や喘息などの元になります。
長い間出し入れしない書籍や書類の間のホコリなども問題です。
※毎日お掃除しているお宅でも、ホコリ1gの中にダニが200匹はいるといわれていま
す。ただこれは人を刺さないチリダニで200匹ぐらいならほとんど害は有りません。
ところが、チリダニが繁殖すると、これを食べるツメダニが発生し、これが人を刺して
痒くなる弊害がおきます。また、アレルギー体質の人がいるお宅では、チリダニやその
死骸、糞が喘息やアトピー性皮膚炎の原因になります。よく掃除機をかけましょう。
※ダニを予防するには、畳やカーペットの下に防虫シートを敷き込んで置くことも有効で
す。ダニが発生したときは、畳ならば畳の上に防虫シートを敷き詰め、状況によって
1週間から1ヶ月そのままにしておきます。置き敷きカーペットならば上と下に防虫シ
ートでサンドイッチにするとほとんど駆除できます。
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■(19)しろあり
し ろ あ り
※シロアリにもいろいろな種類がありますが、家を食い荒らすのは主に家シロアリや大和
シロアリです。
大和シロアリは暗くて暖かくジメジメと湿ったところを好みますが、イエシロアリは乾
いたところにもいます。
発見方法ですが、まず家の周辺を注意深く点検してください。
地面に置いた木箱や木材をひっくり返したり、塀など木柱や杭が有るときは根元を掘り
起こして見ましょう。
シロアリを発見したら必ず近くに巣があります。また、シロアリは蟻道という通路を木
紛や細かい土砂で塗り固める性質があるので、基礎コンクリートなどに蟻道がある場合
は、すでに家の内部に侵入していると考えていいでしょう。
蟻道の近くの木部をたたいてみて、ボコボコと内部がカラのような音がしたり、千枚通
しやキリが簡単に入るようならば被害はかなり進んでいます。
その他
羽アリを発見したときも要注意です。春先から初夏にかけて
大和シロアリ
は湿度が高くて暖かい日中に群れをなして飛び、
家シロアリは夜間に灯火に集まっ
てきます。羽アリを見つけたときはシロアリかどうか確かめましょう。
シロアリの羽アリは胴がずん胴で前後の羽が同じ大きさですが、
普通のアリは胴がくびれて、うしろ羽が小さくなっています。
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■(20)シロアリの駆除対策
シロアリの駆除対策
※シロアリを発見したときは、まず、食い荒らされている部分にキリで穴をあけ、
スプレータイプのシロアリ用殺虫剤を吹き込んでおきましょう。
1ヶ所だけでなく5cmおきぐらいに穴をあけて吹き込むと効果的です。
土の中の蟻道を通ってくることもあるので、土壌用の防蟻剤を床下や家の周囲の土に散
布しておくのも良いでしょう。
しかし、シロアリは素人が完全に退治するのは難しいものです。
専門家に任せるほうが良いでしょう。
近年、飛び込みのキャッチセールスが横行しておりますが、
簡単に話に乗らないよう注意してください。
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■(21)住宅設備機器のメンテナンス
設備機器の故障は困ります。
日頃から、故障や分からないことが起きたときの対応方法を
検討しておきましょう。
■設備機器の説明書、保証書は1ヶ所にまとめておきます。
■できれば設備機器のリストを作成し、
連絡先社名や住所、電話番号を記録しておきます。
■それぞれ平均耐用年数がほぼ決まっています。
但し、地域や各家庭によってそれぞれの機器の使用頻度が異なりますから、
今までの経験を参考に、耐用年数の計画を立てます。
たとえば、最近の一般家庭用エアコンは、平均12〜8年となっています。
■全館通年空調の高気密、高断熱住宅では、空調や換気装置が故障すると大問題です。
定期点検。保守点検が必要です。
■その他、特に耐用年数が短いものは燃焼器具、ガスレンジ、給湯器類です。
ちょっとしたことでも気になる場合は、専門家に相談しましょう。
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