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■家に求めるものそれぞれ(1)〜(4)

■家に求めるものそれぞれ(1)


近年スポーツ界での日本人の活躍が目覚ましい。特に錦織選手や大阪選手の功績には同じ日本人として誇りすら感じる。では何故、彼らは急激に成果が上がったのであろうか?

私は最近、心理学(Neuro Linguistic Programing 通称:NLP)の研修を受けている。
その基本をなすものは、人間の思考には意識レベル(集団としてのルール Must)
無意識レベル(個人の感情や欲求 Want)が存在し、その割合はその人それぞれ、
あるいは年代、民族性によって変化するというものだ。

例えば、日本人の場合「意識レベル 7 : 無意識レベル 3」が平均の割合であるのに対し、欧米人は「意識レベル 3 : 無意識レベル 7」である。
また、同じ日本人でも生まれたての赤ちゃんは「0:10」であり、成長するに従い(言語を通じて社会性を学ぶにつれて)「1:9」、「2:8」に変化する。 40代・50代の所謂成人になると「7:3」(日本人の平均)になり、歳を経るにつれて「8:2」、「9:1」に。
そして寝たきりの老人においては「0:10」(食べたい、排泄したいなどのWantのみ)に変化していくようである。
またMustとWant、それぞれの持つパワーは数段 Want(無意識レベル)の方が強いとされている。……<次回に続く>



■家に求めるものそれぞれ(2)


話を元に戻すと、どうやらテニスの両選手も専属のメンタルコーチ、それもNLPのライセンスを取得し熟知した専門家によるトレーニングが好結果につながっているみたいである。

例えば、「あなたが手に入れたいものは何ですか?」「それを手に入れたとき周りには誰がいますか?」「周りの人はあなたにどんな祝福をしてくれますか?」 「どんなお祝いの言葉をくれますか?」「あなたは感動で涙を流していますか?」「マスコミはあなたにどんなインタビューをしていますか?」「日本国中あなたの勝利を祝福していませんか?」

などより具体的なイメージをインプットしていくのだ。ではそれがなぜ効果的なのか。その答えは人間の脳は
その行動(イメージ)回数とインパクト(衝撃)大きさに比例する。

要するにより具体的な強い妄想をより多く(回数)刷り込むことにより、無意識のうちに大きな反応(行動)に変化するためである。
そこで私はふと考えてみた。
当社で住宅を建築して頂いたお客様は、何により強いインパクト(当社の家のどこが気に入ったのか?)を受けたのか?……<次回に続く>


■家に求めるものそれぞれ(3)


次の日から今更ながら電話やメール、あるいは直接訪問して調査をしてみたのである。

「ナントナク良さそう・・・」「ナントナク匂いがたまらなかったから」「ナントナク気に入ったので」「床板のフローリングがナントナクよかったから」 「ナントナク子供が気に入ったので」「天井が高いから」「ナントナク温かかったから」「ナントナク健康に住むことができそうだから」「子供たちの健康のために」
中には「社長が面白かったから」など色々なご意見を頂戴した。

お気づきの方も多いのではと思うが、そうなのである・・・。
すべてが「ナントナク・・・」(Want 無意識レベル)からのインパクト(衝撃)により当社に決めていただいたのである。

逆に言えば、私や当社の担当者が勉強し時間を費やして説明してきた住宅の性能(耐震性・耐久性・省エネ・シックハウス 等)は全く頭に入っていないし、何の動機にもなっていなかったのである。 要するに無駄に時間を費やしていた(或いは私たちの説明がひどかったのか?)に過ぎなかったのではないかとすら思えてくる。
【おそらくこのことは当社に限ったことで、決してほかの会社の住宅では当てはまらないことであると思うが】……<次回に続く>



■家に求めるものそれぞれ(4)


「ナントナク良い」「ナントナク落ち着く」・・・?

ナントナクとはなんであろうか?きっとそれは無意識のうちに感じるもの。天然無垢の家が、五感(目・耳・鼻・口・皮膚)に心地よいという事なのであろうか?
素足で感じる赤松のフローリングの肌触り、ヒノキの香り、温かみのある有機質な内装、
エアコンを使わなくても適度な湿度が保たれる桐の収納、薪ストーブの炎、澄んだ空気。
これらが言葉に言い表せない「ナントナク」なのではないか?そして、その先には 幸せな家庭生活のイメージがナントナク想像できたからではないだろうか。

性能や数値も勿論大切ではあるが、私はこれからもっとこの「ナントナク」を追求し、皆様に喜ばれる、健康に生活できる家を作りたいとナントナク改めて思う今日この頃でした。