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林野庁  「木づかい運動」 ウッド・チェンジ

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https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/housing/index03.html




■木材をつかうことは、森林とつながっています
       
日本は国土の約3分の2を森林が占める、世界でも有数の森林国。
その森林の約4割は人が木を植えて育てた人工林です。
現在、戦後に造林された多くの人工林が、本格的な利用期を迎えており、
資源量は年々増加していますが、木材の利用は十分に進んでいないのが原状です。

木材を使うことは「伐って、使って、植えて、育てる」という人工林のサイクルの一部。
二酸化炭素(CO2)の吸収や国土を災害から守るといった森林のもつ多くの働きを
発揮させるためにも、木材を使って森を育てることは大切なことです。
人工林を伐って使うとともに、植えて育てることを進めていくことで、
未来につながる森林の持続的なサイクルが保たれるのです。
 
       
■木材を使うことは、環境にも、暮らしにもいいことがあります
       
木は二酸化炭素(CO2)を吸収し酸素(O2)を放出して、炭素(C)を体内に蓄え、成長します。
その木を木製品や住宅として利用すると、その間は二酸化炭素を放出することなく蓄え続けます。
そして伐採した路地にまた、適切に木を植えることで、その木はまた二酸化炭素(CO2)を吸収し
成長していくという、森林のサイクルが保たれ、地球温暖化の防止にもつながっているのです。

木材を使うことは、私たちの暮らしにも良いことがあります。床材に利用した際の衝撃緩和作用や、
室内の温度を調節する効果、そして香りによるリラックス効果など、木材には色々働きがあります。
木材の良さを経験的に感じている人は多いかも知れません。
最近では、血圧が下がる、といった計測データに基づいた、リラックス状態の評価なども進んできています。

       
■木づかい運動の展開
 
林野庁では、こうした木材を利用することの意義を皆さんに知っていただき、暮らしの中に木材製品を
取り入れることで、日本の森林を育てていく運動として、「木づかい運動」を展開しています。
また、その一環として、子どもから大人までを対象に、木材や木製品との触れ合いを通じて
木材への親しみや木の文化への理解を深めて、
木材の良さや利用の意義を学んでもらうための活動である「木育」についても推進しています。